この記事ではAXIORY(アキシオリー)の口座種類について解説をしています。
・テラ口座、アルファ口座の特徴
・DD方式とNDD方式の違い
・STP方式とECN方式の違い
2021年に入り、AXIORYの口座タイプが一気に増えたので、それぞれの特徴を比較し確認してみましょう。
AXIORYの口座種類(口座タイプ)
以前まではAXIORY(アキシオリー)の口座種類はナノスプレッド口座とスタンダード口座の2つだけでしたが、2021年に入ってからMT5が利用可能になり、テラ口座、アルファ口座が利用可能になりました。
これにより、現在AXIORYで利用できる口座種類は6タイプとなっています。
口座種類(口座タイプ) | プラットフォーム |
スタンダード口座 MT4 | MT4 |
スタンダード口座 cTrader | cTrader |
ナノスプレッド口座 MT4 | MT4 |
ナノスプレッド口座 cTrader | cTrader |
テラ口座 | MT5 |
アルファ口座 | MT5 |
取引口座のスペックを比較
AXIORYのスタンダード口座、ナノスプレッド口座(ナノ口座)、テラ口座、アルファ口座のレバレッジや取引ロット、取扱い銘柄などのスペックを比較してまとめると↓のようになります。
スタンダード口座 | ナノ口座 | テラ口座 | アルファ口座 | |
最大レバレッジ | 400倍 | 400倍 | 400倍 | 1倍 |
取引手数料 | なし | あり | あり | あり |
追証 | なし | |||
最小ロット | 0.01 | 1 | ||
最大ロット | 1,000 | 100,000 | ||
最大保有ポジション | 制限なし | |||
取扱い銘柄 | FX、株式CFD、指数CFD、エネルギーCFD、貴金属CFD | 現物株式、ETF | ||
プラットフォーム | MT4、cTrader | MT5 |
アルファ口座は現物株式とETF取引の専用口座でレバレッジは1倍となっていますが、その他の取引口座は最大レバレッジ400倍の取引が可能となります。
スタンダード口座の特徴
STP方式による注文処理で、取引手数料がスプレッドにマークアップされているのがスタンダード口座です。
STP方式とECN方式の違いについては後述しますが、AXIORYはSTP方式、ECN方式ともにNDD方式を採用しているため、ノミ行為はなく透明性が高い取引が可能です。
スタンダード口座はMT4、cTraderが選択できるので、スタンダードMT4口座、スタンダードcTrader口座という2つの口座タイプに分かれます。
ナノスプレッド口座の特徴
ECN方式による注文処理で、スプレッド以外に1ロットの往復取引で6ドルの取引手数料がかかります。
取引手数料はかかるもののその分スプレッドは狭く、スキャルピングなどにも最適といえる取引口座です。
ナノスプレッド口座もスタンダード口座と同様にMT4、cTraderが選択できるので、ナノスプレッドMT4口座、ナノスプレッドcTrader口座という2つの口座タイプに分かれます。
テラ口座の特徴
テラ口座はスペックそのものはナノスプレッド口座と全く同じで、唯一の違いはプラットフォームでMT5を利用するという点です。
テラ口座とナノスプレッド口座のスプレッドは全く同じで、取引手数料も1ロット往復取引で6ドルとなり、注文方式はECN方式を採用しています。
アルファ口座の特徴
アルファ口座は株式取引専用の口座タイプで、MT5のみ利用可能な口座タイプです。
米国や欧州の現物株式とETFの取引が可能となっています。
スタンダード口座、ナノスプレッド口座、テラ口座の違い
AXIORYで為替取引ができる口座タイプはスタンダード口座、ナノスプレッド口座(ナノ口座)、テラ口座の3種類ですが、注文方式やスプレッド(取引コスト)の違いを比較していきましょう。
AXIORYの注文方式はNDD方式を採用
AXIORY(アキシオリー)の取引口座は全てNDD方式を採用しているため、トレードの透明性は抜群ということが言えます。
簡単にNDD方式とDD方式の違いを比較、確認しておきましょう。
NDD方式 | DD方式 | |
注文処理 | トレーダーの注文がインターバンク(金融機関)に流される注文方式。 ブローカーはトレーダーとインターバンクを仲介するだけの役割を担い、取引の際に手数料を徴収することでブローカーに利益が発生 | DD方式とは簡単にいうとノミ業者のことを指します。 トレーダーの注文がインターバンク(金融機関)に流されることはなく、そのブローカーで処理されます。 |
デメリット | 利益はわずかな手数料だけなので、ボーナスキャンペーンなどに予算を割くことが難しい。 | 顧客の損失が全て利益になるため、ボーナスなどに大きな予算をあてることができる。 |
メリット | トレーダーとの利益相反がないため、透明性の高い取引ができる。 | トレーダーの損失=ブローカーの利益となるため、ストップ狩りやレート操作などの懸念がある。 |
ブローカー | AXIORY、Tradeview、TitanFXなど | GEMFOREX、is6FXなど |
STP方式とECN方式の違い
NDD方式の注文方式は、さらにSTP方式とECN方式に分類されますが、まずはSTP方式とECN方式の違いを比較してみましょう。
ECN方式の特徴
ECN方式はトレーダーの注文と金融機関(インターバンク)の注文がマッチングすることで取引が成立します。
トレーダーが出した注文は、注文レートから最も近いレートが選択されることになりますが、約定レートは必ずしも注文レートと同じになるとは限らず、スリッページ(滑り)が発生することもあります。
ECN方式はスリッページが発生するものの、リクオート(約定拒否)が発生しないというのが大きな特徴となります。
STP方式の特徴
STP方式は顧客の注文を一旦ブローカーが呑んで、その後でブローカーがカバー先(インターバンク)に注文を出すことになります。
ブローカーにとっては損失が発生するリスクがあるため、状況によってはリクオート(約定拒否)が発生することもあります。
スタンダード口座とナノスプレッド口座、テラ口座の違い
ECN方式とSTP方式の違いを踏まえたうえで、AXIORYのスタンダード口座、ナノスプレッド口座、テラ口座の違いを比較してみましょう。
なお、ナノスプレッド口座とテラ口座の違いはプラットフォームの違いだけです。
(ナノ口座はMT4とcTrader、テラ口座はMT5)
スタンダード口座 | ナノ口座/テラ口座 | |
注文方式 | STP方式 | ECN方式 |
取引手数料 | なし(スプレッドに含まれている) | 6ドル/1ロット往復 |
デメリット | ・リクオート(約定拒否)が発生することがある ・ECN口座よりも取引コストが高い | ・スリッページ(滑り)が発生することがある ・為替差益とは別に取引手数料がかかるため、実質的な損益が瞬時に分かりずらい |
メリット | 手数料がスプレッドだけなので、コストが分かりやすい | STP口座よりも取引コストが安い |
スタンダード口座、ナノ口座、テラ口座の取引コスト比較
AXIORY(アキシオリー)のスタンダード口座、ナノスプレッド口座、テラ口座の取引コスト(スプレッド)を比較してみましょう。
なおナノ口座とテラ口座のスプレッドは全く同じで、( )内のスプレッドは取引手数料を含めった取引コストとなっています。
口座タイプ | スタンダード口座 | ナノ口座/テラ口座 |
取引手数料 | なし | 0.6pips/1Lot |
USD/JPY | 1.2pips | 0.4pips(1.0pips) |
EUR/USD | 1.3pips | 0.3pips(0.9pips) |
EUR/JPY | 1.6pips | 0.6pips(1.2pips) |
GBP/USD | 1.3pips | 0.5pips(1.1pips) |
GBP/JPY | 2.0pips | 1.1pips(1.7pips) |
AUD/USD | 1.8pips | 0.6pips(1.2pips) |
AUD/JPY | 1.9pips | 0.8pips(1.4pips) |
ナノ口座/テラ口座は取引手数料を加えても、スタンダード口座と比較して取引コストが安いということが分かります。
なお、↑のスプレッドはMT4口座のスプレッドですが、cTraderのスプレッドはMT4口座のスプレッドよりもやや狭くなっています。
cTraderとMT4のスプレッドの違いは『AXIORYのスプレッド詳細解説』をご確認ください。
AXIORYの口座種類まとめ
AXIORYの6つの取引口座について、注文方式やスペックの違いを見てきましたが、新設のテラ口座とアルファ口座はMT5での取引になるため、MT4やcTraderを取引で使いたい人はスタンダード口座かナノスプレッド口座を利用することになります。
AXIORYは追加口座も簡単に開設することができるので、迷ったらまずはスタンダード口座を開設し、追加口座でナノスプレッド口座やテラ口座を開設することをおすすめいたします。
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